さてさてarkiaさんの沖縄旅行記です。自分にとっては2度目の沖縄でした。

最初は高校2年のときの修学旅行。しかも9月予定が台風の影響で延期を言い渡されたのが羽田空港にて。
日を改めて12月に行ったのですが、3日とも雨という何とも悲惨な結末となりました。
今回はその○年振りのリベンジの機会。結果から言うと「リベンジを果たしました。」

そもそものきっかけは1月の新年ボケも収まりきってない時期の話。2ヶ月後に飛行機の割引期間に入るということで色々と画策。 また関西か…と思いつつ、ふと思いついたのが始まり。
同行者を募った結果、友人含め都合4人(COH・u・すてい、そしてarkia)で行くことになりました。
ちなみに飛行機代だけで言うと、片道通常料金>今回の往復料金です。
補足:自分はパック料金・ツアーとかいうのはあまり考えない人です。結果としてそっちの方が安いらしいけど………今後検討します。

関門は初日からありました。4時起床の田園都市線始発にてスタート。しかしその電車の行き先は南栗橋(東武線)。
うっかりすると那覇ではなくて北千住とか春日部行く羽目になっていました。なんとかそれは回避して浜松町→モノレール。
微妙に職場をニアミスしたとかしないとかいう状況で7時に羽田空港到着。みんなと合流の後さっくりとサイトの更新をしていざ那覇へ!です。

那覇空港到着は11時過ぎ(定刻通りでした)。最初の感想は「蒸し暑い。」
どうやら根本的に暑さの質が違うようです。レンタカー屋迄のバスの中はクーラー全開でした。3月にクーラーか…(遠い目)


レンタカー屋で色々と手続きを済ませ、いよいよ2日間の珍道中の始まりです。
……と、ここでいきなり問題発生(ぁ)。カーナビがいう事を聞いてくれない。
画面がタッチセンサー式になっているのですが、目的の機能が表示はされど選択できない状況になっている訳で。。この先前途多難なようです;
#原因はというと、サイドブレーキが入っていない状況だと一部機能が使えないというものでした。
説明書見て気がついたのですが、この仕様のせいでせっかくカーナビがついているのに使えなかった。。。という人が少なからず出ているのかもしれませんね。

自分が沖縄に行きたかった主立った理由、実は食べ物でした。まずその目的の1つ目:タコライス
スパイス等で味付けを施したひき肉をご飯の上にのせて、レタス・トマト等の生野菜をさらに載せてチーズ・サルサソースで味付けをする料理です。
ちなみにご飯ではなくトルティーヤと呼ばれるトウモロコシの粉から作った生地でこれらの具を挟むとタコスです(そもそも発展の順番が逆なんだけどね)。
うちらが行ったのは長田交差点の角にあるキングタコスという店。ちなみに、タコライスだったらどこのでもいいという訳ではなくて、
今回の目的のひとつはこのお店のタコライスでした。

比較にタバコを置くのはまぁお約束。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、結構量があります。おそらく1人分1合はあるんじゃねぇのかって言うくらいに。
ちなみに、手前が自分の頼んだチーズ・野菜入り。単にタコライスというと、奥の写真のが出て参りました(ここだけなのかもしれません。他の店では違う可能性があるのでお間違いなきように)。
実際食べるときは付属の(付属?)ソースを自分の好きな量かけてから…というスタイル。
味はというと、なかなかのものでした。1年前に既にこの店(そのとき行ったのは別の店とのこと)に行ったCOHさん曰く、
「(ソースは)掛ければ掛けるほどうまい」とのこと。確かにそれは感じました。量はそれなりにあるのですが、何の苦もなく完食致しました。
ただ注意点がひとつ。このソース、辛いです。表現するならば、唇が腫れそうな辛さです。調子に乗りすぎてかけすぎると………です;
まぁ、ほどほどに。。

あ、COHさんの沖縄での最初の買い物はこの近くのブックオフでした。何故沖縄でそれを……って言う感じです;
#詳細は本人の口からどうぞw

続いては沖縄自動車道(高速道)を乗って南風原(さぁ、なんて読むでしょう)経由で国道331号線。
やって来たのは南城市(旧島尻郡知念村・今年1月に市町村合併により誕生)にある斎場御嶽(セーファ・ウタキ)。 世界遺産です。
(正確には2000年に文化遺産として登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつ)
御嶽というのは琉球王朝時代の宗教施設のことで、基本的には男子禁制。神様が祀られている所です。

ココは人によっては「何かを感じる」場所らしく。自分はそういったものはないのですが、駐車場についた段階で自分の身体に異変が。
今日コレまでは感じてなかった腰の違和感がココに来て…果たしてコレは如何ほどのもの?
脳で感じることはないにしろ、身体ではしっかりと「あるもの」を感じているのでしょうか…;

内部はというと、表現に難いくらいに神聖なものを感じました。
世界遺産に登録されているからか、順路はしっかり整っているものの、その聞こえる音は本当に自然の音そのもの。 機械等の人的な音はまったく耳に入って来ず。久しぶりに静寂というものを感じました。
よくよく見てみると、蔦の様に伸びている木の枝のいくつかには人が鋭利なもので手を掛けた部分がちらほら。
これは観光地ゆえの宿命か無尽蔵に生えると手に負えなくなる為、敢えて間引きしているとか。
この切られた部分からは二度と成長することはないとのコト。そのすぐ近くには地面1m以上のところから土に根を張ろうという様が。
人間の身勝手さと自然の生命力の両方を垣間見た感じがしました。
そのほかにも、「自然の力の前には人間は如何にちっぽけで無力なんだ」と思い知らされることばかりでした。
#ここで何枚も写真撮ったけど、若しかして何か写っている可能性も…(ぉ

その後は1時間以上車で海沿いを走り、第3の目的地はおきなわワールド。
ちなみにその間の車内、後部座席のuさんとすていさんが大爆発してました。個人的にはあの状況下、運転はしたくないなぁ…;
それはさておき、おきなわワールドです。この名前ではピンとこなかったのですが、その別称は玉泉洞。 実は高校時代の修学旅行でいったことがあった場所でした。
地ビール・黒糖の製造過程の見学、琉球ガラスの製造体験と前見たものがしっかりとありました。
今回沖縄に行くことになって、修学旅行でどこに行ったかな…っていうのを回想していたのですが、その時と同じ場所に行くことになったのはちょっぴり感慨深いものが。ココでは基本的に最初の土産物めぐりを。

その中の1枚。一見普通の泡盛が4本並んでいるように見えますが、値段が7万とか10万とかありえない価格が。しかしこれは古酒とかではなく。
しかももう1つ衝撃的な事実が。


えっと、これらは10升瓶(しめて18リットル)です。なんだか大きさの感覚が麻痺しそうです;

その後はカーナビに若干振り回されつつも平和祈念公園・平和祈念資料館へ。あくまで「祈念」であり、「記念」ではありません。 (何を言いたいかはこの一文で察してください)。ここも修学旅行で行きました。
奇しくも今日は3月11日。この前日(3月10日)は東京大空襲があった日です。なんとも因果を感じざるを得ない日に訪れたものです。

名前だけではありますが、ここにあるのは確かにこの世に自分が在った証。まだこれ以上に犠牲になった人はいます。
名前が刻まれるのを拒んだ人もいたと聞きます。この悲しい出来事があり、今の自分が在るわけです。
そのことは何があっても忘れちゃいけない、絶対に。。。

平和祈念公園を出た後は沖縄南部の中心辺りへ。ある意味聖地とも言うべき場所へ。

音楽ゲームの有名人の名前とうり二つなパン屋「ベッカライ よさく」です(ベッカライはドイツ語)。
地元の某プレーヤーがその存在に気がつき、ある意味全国区になったとも言えます。
ちなみにそのパンのクオリティは相当なもので、看板メニューの「よさくぱん」は売り切れることもしばしば。今日もラスト1つ(1/2斤)でした。

この時点で時刻は夕方の5時半。車巡りは終盤です。ココでゆいレールの県庁前駅から少しいったところの宿に行き、まずチェックイン。
荷物を粗方置いて再度出発。初日の晩御飯は沖縄そば(ソーキそば)です。
目指すは自分が食べ物目的で行きたかった場所の2つめ:高良食堂です。

写真で大体の想像つくかと思いますが、はっきり言って「量が多い」です。その上に載っているソーキ(骨付き豚肉)の大きさも例外ではなく。
で、肝心の味なのですが、現在沖縄以外でも沖縄料理を提供するお店はございます。関東に然り、大阪にもありました(昨年9月に行きました)。 その地での味を想像すると少々拍子抜けするかもしれません。 具体的に言うと、「塩気が足りない」と思う人が多いかもしれません。
さて今回行った高良食堂、実は観光地から離れておりまして。要するに地元の人が行く店。すなわちこの味が本当の沖縄料理の味ということになります。
COHさん曰く、「すべて泡盛に合うような味付けにしてある」とのコト。この詳細については後ほど。
果てさてそれはさておき、地元の味付け・量・価格を満喫いたしました(ちなみにこれ、500円です)。

この後レンタカーを返却。徒歩行動です。翌日に備えて夜の国際通りをぶらぶらと。明日に備えて土産物の視察です。
沖縄の土産物屋全般に言えることなのですが、大体のお店で泡盛の試飲ができます。そして大体のお店が夜の10時近くまで営業しています。
(ホテルのTVで「深夜12時まで営業」を謳っている電気屋のCMを見ました)
今から思えば下見は正解です。国際通りをアレコレしているだけで1日はあっという間に過ぎていく感じです。

そして本日のラストは居酒屋「小桜」。要するに飲みです。試飲程度はしたのですが、沖縄で本格的に飲んだのはコレ1回。
さっくりとになりますが、ものすごい充実した時間でした。人柄に然り、料理に然り、値段に然りと。
ちなみにさっき「すべて泡盛に合うような味付けにしてある」と書きましたが、要するに泡盛というのはアルコール度数もさることながら
結構癖のあるお酒でして。その癖を念頭として各々の料理の味付けが決まっていると考えてもはずれではありません。
さっきのソーキそば、実は結構油が多いものでした。それもこれも泡盛との相性を考えてのもの。その最たるものが「豆腐よう」です。
自分も結構敬遠しているところは在りました。島豆腐を麹と泡盛で発酵させたこの料理、実際食べてみると泡盛の癖の部分が最高潮に達します。
コレに対抗できるお酒はと考えると、その答えが泡盛ということになります。
沖縄の名物にオリオンビールがありますが、それだと口の中が勝負にならないというか完全に豆腐ようが勝っている状態です。
(この場合はゴーヤチャンプルーかな、と思ってみたり)

その後はみんな揃ってタクシーでホテルへ直行。みんなへべれけでした。明日の予定をさっくりと打ち合わせた後、それぞれの部屋へ。
分は今日のコトを書こうかなと思いつつ、気がついたらzzz…でした(ぁ)



2日目の行動録へ続く。