2007年06月14日

応急救護

 本日の学科は応急救護。人間は心臓停止状態が5分で死亡率50%、呼吸停止状態は10分で、大量出血の場合は30分でやはり死亡率50%に上がります。ここでは運転手の最低限の処置ということで教わったのですが、別にドライバーであるなし関係なく使える事柄だと思いましたので、ここに記したいなと思います。全国平均で119番通報⇒現場に救急車が到着の時間は6分。特に心臓停止の際はこの応急救護の有無によって生死が分かれるといっても過言ではありません。

 応急救護の授業は3時間。唯一学科にて予約が必要な科目です。最初1時間の座学の後、残り2時間は実習。止血法と一人で患者を移動させる方法、人形を使った人工呼吸・心臓マッサージを行いました本来なら絵や写真を用いて説明するのが手っ取り早くてわかりやすいのですが、準備の都合上文字での説明とさせていただきます。

 以下、止血の際の止血帯の巻き方及び人工呼吸・心臓マッサージの方法についてです。

1.止血帯法における止血帯の巻き方
 1)止血帯(幅5cm位)を2つ折りにし、二つ折りにした輪っかの方を内側にして巻く位置に乗せ、反対側(2本の細い方)を下から巻く。
 2)止血帯の端の部分をを互い違いに輪っかの部分に通す(両側から通し、輪っかの中でクロスさせる)。通したらこの段階できつく縛る。
 3)端を片方は上から、もう片方は下から通し(巻くイメージ)、巻く場所の横側で本結び(固結び)をする。結び方が完璧だとほどくのも楽です(うまくほどけない場合、結び方が間違っている可能性があります)。

2.人工呼吸・心臓マッサージのポイント 
 ・声を出して行う。気持ちが落ち着く上、回数間違いの防止、周りに変な目で見られない(?!)
 ・人工呼吸の際は気道確保をする。そうでないとやったとしても意味はない。
 ・まず人工呼吸⇒循環サイン(手・足の痙攣の有無及び呼吸の有無)の確認。その後「心臓マッサージ15回(分速100回の速さ)⇒人工呼吸2回」の4セット。そして循環サインの確認。無い場合は上記セットの繰り返し。
 ・AEDの存在を知っておく。

 本当は詳しいことを書きたかったのですが、まぁ端折るとこんな感じでしょうか。時間があれば図解したいところですが。。。  ちなみに、人工呼吸・心臓マッサージの際の人形には実は名前がありまして。うちの教習所の人形の名前はアンとのこと。恋に破れてその身を水に投じた悲劇の少女らしいです。

投稿者 arkia : 23:47 | コメント (0) | トラックバック (0)
カテゴリー:教習簿

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